毎年、MLBファンにとって大きな注目を集める「ナ・リーグMVP」発表。今年も例外ではなく、現地時間11月21日に行われた発表では、ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手が見事自身3度目となるMVPを受賞しました。大谷選手の今回の受賞は、野球史に残る快挙となり、ファンやメディアから大きな反響を呼んでいます。本記事では、ナ・リーグMVPの発表日時、賞金の有無、歴代受賞選手について詳しく解説していきます。
1. ナ・リーグMVP発表はいつ?
ナ・リーグMVPの発表は、毎年11月中旬から下旬にかけて行われます。今年の発表は現地時間2024年11月21日に実施され、MLBネットワークの特別番組内で公開されました。選考は、全米野球記者協会(BBWAA)所属の30名の記者による投票で行われ、最終候補者としてノミネートされた選手たちから1名が選ばれます。
今回、ナ・リーグMVP最終候補者には次の3名が名を連ねました:
- 大谷翔平(ドジャース)
- ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)
- フランシスコ・リンドーア(メッツ)
ドジャースのクレイトン・カーショウ投手がMVP発表時に登場し、「2024年MVPは我がチームメイト、ショウヘイ・オオタニ」と満場の拍手の中で発表。この発表スタイルは、毎年ファンにとって感動的な瞬間を提供します。
2. MVP受賞者に賞金はあるのか?
MVPを受賞した選手には直接的な賞金は授与されません。しかし、名誉あるタイトルの獲得により、以下のような間接的な恩恵を受けることがあります:
- 契約ボーナス:多くの選手が所属球団との契約に「MVP受賞時のボーナス条項」を盛り込んでいます。大谷選手の場合、この条項に基づき数百万ドルの追加報酬が発生したと考えられます。
- スポンサー契約:MVP受賞はスポンサー契約においても大きなアピールポイントとなり、新規契約や契約金の増額に繋がります。
- キャリアのステータス向上:歴史的な業績として記録に残り、殿堂入りの可能性も高まります。
3. 大谷翔平の3度目のMVP受賞とは?
メジャー史上初の快挙
大谷翔平選手の3度目のMVP受賞は、メジャーリーグ史における数々の記録を打ち立てました。特に注目すべきポイントは以下の通りです:
- 両リーグでの受賞:
ア・リーグとナ・リーグの両方でMVPを受賞した選手は史上2人目。フランク・ロビンソン以来、半世紀以上ぶりの快挙です。 - リーグをまたいでの2年連続受賞:
メジャー史上初の記録となり、その偉業は世界中のファンを驚かせました。 - 満票での受賞:
大谷選手は全30票の1位票を独占し、満票での受賞を達成しました。これは2021年、2023年に続き、史上初の複数回満票MVP受賞者として記録を更新しました。
ドジャースでの新たな挑戦
2024年、大谷選手はロサンゼルス・ドジャースに移籍し、右肘の手術からのリハビリのため指名打者に専念しました。それにも関わらず、圧倒的な打撃成績を残し、チームの勝利に貢献。受賞スピーチでは「ドジャースの一員として獲得したタイトル」と語り、チーム愛を強調しました。
4. 歴代ナ・リーグMVP受賞選手の記録
歴代ナ・リーグMVP受賞者は数多く存在しますが、以下の選手たちは特に際立った実績を誇ります:
- バリー・ボンズ:史上最多の7度受賞(1990年、1992年-1993年、2001年-2004年)
- スタン・ミュージアル:3度受賞(1943年、1946年、1948年)
- アルバート・プホルス:3度受賞(2005年、2008年、2009年)
大谷翔平選手は今回の受賞で、ミュージアルやプホルスと並び3度目の受賞を果たした11人目の選手となりました。
5. ア・リーグとの違いと注目点
ア・リーグとナ・リーグのMVP受賞における主な違いとして、選考基準やポジション別の傾向が挙げられます。たとえば、ア・リーグでは指名打者が受賞する例が少なく、大谷選手はこの壁を打ち破った選手の1人です。
また、2024年のア・リーグMVPはニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が受賞しました。ジャッジ選手は初の満票受賞を果たし、大谷選手と並んで今シーズンのMLBを代表する選手となりました。
6. まとめ
2024年のナ・リーグMVPは、大谷翔平選手が圧倒的な支持を集め、歴史に残る形で受賞しました。ドジャース1年目での偉業は、選手としてのポテンシャルとチームのサポートが合わさった結果であり、今後の活躍にも期待が寄せられます。歴代のMVP受賞者の記録やア・リーグとの違いを理解することで、MLBの奥深さをさらに楽しむことができるでしょう。
ファンとして、来シーズンも大谷選手がどのような新記録を打ち立てるのか注目していきましょう!