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オールMLBチームとは?投票方法や歴代の受賞一覧!

雑学

オールMLBチームとは、米メジャーリーグ(MLB)のシーズンにおいて、最も優れた選手たちが選ばれる栄誉あるチームのことです。2019年から設立され、毎年、その年のレギュラーシーズンで最も輝いた選手たちが「オールMLBチーム」第一、第二チームに選出されるようになりました。MLBにおける最高の栄誉の一つであり、選手たちの実績や功績が広く認められる場でもあります。本記事では、オールMLBチームの概要や投票方法、これまでの受賞者について詳しくご紹介します。

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オールMLBチームとは?

オールMLBチームは、メジャーリーグのシーズンで活躍した選手たちの中から、最も優れた選手を表彰するために選出されるチームのことです。オールスターゲームとは異なり、シーズン全体の成績が評価対象となり、全ポジションの選手が対象となります。また、第一チームと第二チームがあり、それぞれのチームには各ポジションのベストプレイヤーが選ばれます。

この制度が始まったのは2019年で、それ以前はこのような表彰制度はありませんでした。現在、オールMLBチームはファン投票と専門家の投票によって決定され、シーズンのパフォーマンスが公平に評価される場としても注目されています。


投票方法について

オールMLBチームの選出には、ファン投票と専門家(メディア、アナリスト、記者など)の投票が組み合わされています。ファン投票が50%、専門家の投票が50%の割合で結果に反映されるため、ファンの意見が大きく反映されつつも、専門家の評価が公平な視点で結果に影響を与えます。選手が選出されるプロセスは以下の通りです:

  1. ノミネート選手の選出:レギュラーシーズンが終了すると、MLBはその年に特に優れた成績を収めた選手をノミネートします。
  2. ファン投票の開始:MLB公式サイトなどを通じて、ファンによる投票が行われます。ファン投票は一定の期間中に行われ、ファンは自分が支持する選手に投票できます。
  3. 専門家の投票:ファン投票と並行して、MLBの専門家たちによる投票が行われます。
  4. 集計と結果発表:ファン投票と専門家の投票が集計され、第一チームと第二チームが決定されます。

このプロセスによって、MLBの全ポジションにおけるトップの選手たちが選出され、毎年のオールMLBチームが発表されます。

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ポジション別の選出数

オールMLBチームは、各ポジションから以下の数の選手が選ばれます:

  • 先発投手:5名
  • 救援投手:2名
  • 捕手:1名
  • 一塁手:1名
  • 二塁手:1名
  • 三塁手:1名
  • 遊撃手:1名
  • 外野手:3名
  • 指名打者:1名

第一チームと第二チームでそれぞれ選出されるため、シーズンで活躍した複数の選手が評価される機会が与えられます。

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歴代のオールMLBチーム受賞者

これまでのオールMLBチームに選出された選手たちの一覧を見ていきましょう。2019年の開始以降、さまざまなスター選手たちがその年の活躍を評価され、オールMLBチーム入りを果たしています。

2019年

第一チーム

  • 先発投手:ゲリット・コール、ジャスティン・バーランダー、マックス・シャーザー、ヤコブ・デグロム、スティーブン・ストラスバーグ
  • 救援投手:アロルディス・チャップマン、リアム・ヘンドリックス
  • 捕手:J.T.リアルミュート
  • 一塁手:ピート・アロンソ
  • 二塁手:D.J.ルメイユ
  • 三塁手:アレックス・ブレグマン
  • 遊撃手:ザンダー・ボガーツ
  • 外野手:マイク・トラウト、コディ・ベリンジャー、クリスチャン・イエリッチ
  • 指名打者:ネルソン・クルーズ

第二チーム

  • 先発投手:ザック・グリンキー、スティーブン・ストラスバーグ、チャーリー・モートン、スティーブン・クリージャック、パトリック・コービン
  • 救援投手:ジョシュ・ヘイダー、ロベルト・オスナ
  • 捕手:ヤズマニ・グランダル
  • 一塁手:フレディ・フリーマン
  • 二塁手:オジー・アルビーズ
  • 三塁手:アンソニー・レンドン
  • 遊撃手:トレイ・ターナー
  • 外野手:フアン・ソト、ムーキー・ベッツ、アーロン・ジャッジ
  • 指名打者:ヨルダン・アルバレス
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2020年

第一チーム

  • 先発投手:シェーン・ビーバー、トレバー・バウアー、ユー・ダルビッシュ、マックス・フリード、ゲリット・コール
  • 救援投手:リアム・ヘンドリックス、ニック・アンダーソン
  • 捕手:サルバドール・ペレス
  • 一塁手:フレディ・フリーマン
  • 二塁手:DJ・ルメイユ
  • 三塁手:マニー・マチャド
  • 遊撃手:フェルナンド・タティス・ジュニア
  • 外野手:ムーキー・ベッツ、マイク・トラウト、フアン・ソト
  • 指名打者:マルセロ・オスナ

第二チーム

  • 先発投手:ダラス・カイケル、ダイネル・レメット、ランス・リン、クレイトン・カーショウ、前田健太
  • 救援投手:ブラッド・ハンド、デビン・ウィリアムズ
  • 捕手:J.T.リアルミュート
  • 一塁手:ホセ・アブレイユ
  • 二塁手:ブランドン・ラウ
  • 三塁手:ホセ・ラミレス
  • 遊撃手:コーリー・シーガー
  • 外野手:マイケル・コンフォート、ブライス・ハーパー、マルセル・オスナ
  • 指名打者:ネルソン・クルーズ
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2021年

第一チーム

  • 先発投手:コービン・バーンズ、マックス・シャーザー、ロビー・レイ、ゲリット・コール、ウォーカー・ビューラー
  • 救援投手:リアム・ヘンドリックス、ジョシュ・ヘイダー
  • 捕手:サルバドール・ペレス
  • 一塁手:フラディミール・ゲレロ・ジュニア
  • 二塁手:マーカス・セミエン
  • 三塁手:ラファエル・デバース
  • 遊撃手:フェルナンド・タティス・ジュニア
  • 外野手:フアン・ソト、ブライス・ハーパー、アーロン・ジャッジ
  • 指名打者:大谷翔平

第二チーム

  • 先発投手:フリオ・ウリアス、ケビン・ゴーズマン、ランス・リン、ブランドン・ウッドラフ、マックス・フリード
  • 救援投手:ケンリー・ジャンセン、ライアン・プレスリー
  • 捕手:バスター・ポージー
  • 一塁手:フレディ・フリーマン
  • 二塁手:オジー・アルビーズ
  • 三塁手:オースティン・ライリー
  • 遊撃手:トレイ・ターナー
  • 外野手:ニック・カステラノス、カイル・タッカー、テオスカー・ヘルナンデス
  • 指名打者:ネルソン・クルーズ
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2022年

第一チーム

  • 先発投手:サンディ・アルカンタラ、フリオ・ウリアス、ジャスティン・バーランダー、アレック・マノア、ショーン・マクダーモット
  • 救援投手:エドウィン・ディアス、エマニュエル・クラセ
  • 捕手:J.T.リアルミュート
  • 一塁手:ポール・ゴールドシュミット
  • 二塁手:ホセ・アルトゥーベ
  • 三塁手:マニー・マチャド
  • 遊撃手:トレイ・ターナー
  • 外野手:アーロン・ジャッジ、ムーキー・ベッツ、マイク・トラウト
  • 指名打者:ヨルダン・アルバレス

第二チーム

指名打者:大谷翔平

先発投手:ディラン・シース、マックス・フリード、カルロス・ロドン、アレック・マノア、ユリアス・モンテロ

救援投手:ライアン・ヘルズリー、エバン・フィリップス

捕手:ウィル・スミス

一塁手:フレディ・フリーマン

二塁手:アンドレス・ヒメネス

三塁手:ノーラン・アレナド

遊撃手:フランシスコ・リンドーア

外野手:カイル・シュワーバー、フアン・ソト、マイケル・ハリスII

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2023年

第一チーム

  • 捕手: アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
  • 一塁手: フレディ・フリーマン(ドジャース)
  • 二塁手: マーカス・セミエン(レンジャーズ)
  • 遊撃手: コーリー・シーガー(レンジャーズ)
  • 三塁手: オースティン・ライリー(ブレーブス)
  • 外野手: ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)、コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
  • 指名打者: 大谷翔平(エンゼルス)
  • 先発投手: ゲリット・コール(ヤンキース)、ザック・ガレン(ダイヤモンドバックス)、ブレイク・スネル(パドレス)、大谷翔平(エンゼルス)、スペンサー・ストライダー(ブレーブス)
  • 救援投手: フェリックス・バウティスタ(オリオールズ)、ジョシュ・ヘイダー(パドレス)

大谷翔平は、指名打者と先発投手の両方で第一チームに選出され、史上初めて両方のポジションで第一チーム入りを果たしました。また、フレディ・フリーマンは、5年連続でオールMLBチームに選出された唯一の選手です。

第二チーム

  • 捕手: ジョナ・ハイム(レンジャーズ)
  • 一塁手: マット・オルソン(ブレーブス)
  • 二塁手: オジー・アルビーズ(ブレーブス)
  • 遊撃手: フランシスコ・リンドーア(メッツ)
  • 三塁手: ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
  • 外野手: アドリス・ガルシア(レンジャーズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、カイル・タッカー(アストロズ)
  • 指名打者: ヨルダン・アルバレス(アストロズ)
  • 先発投手: カイル・ブラディッシュ(オリオールズ)、ネイサン・イオバルディ(レンジャーズ)、ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ)、ソニー・グレイ(ツインズ)、ジョーダン・モンゴメリー(レンジャーズ)
  • 救援投手: エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)、デビン・ウィリアムズ(ブルワーズ)

この年、レンジャーズは6人が選出されて最多であり、ブレーブスは第一チームに3人を送り出すなど、各チームの活躍も注目されました

オールMLBチームの意義と影響

オールMLBチームの受賞は、選手にとって非常に大きな意味を持ちます。シーズンの活躍が評価されるため、選手のキャリアにも大きな影響を与え、MLBにおける実績の一部としても残ります。また、ファンと専門家の投票を合わせた公平な選出方式により、選手たちの真価が広く認識され、次世代のスター選手が注目される機会にもなります。

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まとめ

オールMLBチームは、シーズンを通じて輝きを放った選手たちが称賛される最高の栄誉です。投票方法もファンと専門家が参加することで、公平かつ多面的な評価が行われています。毎年のオールMLBチーム発表により、MLBファンはシーズンのハイライトを振り返り、選手たちの活躍を再評価することができます。

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